VIVA!! 職人!!
このコーナーは、オールドタックルの様々な職人技をMIEにより勝手に評価します。
知識はそっちのけ・・・あしからず。
しかもひょっとしたら、職人技でもないかも。
【要注意事項】・私はタックル全ての作り方など全く無知です。工具を扱うのさえ無理です。
ただ、その日その時によって思いは変わりますが、
この日この時にオールドタックルを見つめていて、グッとくる部分やハッと思ったことを綴ります。


06/12/02 オールドルアーの金具編 part3
少し間があいてしまいましたが、本日は2つお届けします。
no.1 SHAKESPEARE/ JACKSMITH LURE
ウィリアム・シェイクスピアは1800年代後半にリールを作っていましたが、
1900年にルアーなども作る会社を立ち上げましたとさ。
って言うか1500年代後半に活躍したイギリスのあの有名な劇作家の
ウィリアム・シェイクスピアとは別人です。
私の名も"ウィリアム・シェイクスピア"だったら、何かで大物になっていたかも。
さて、私がこの後部フックのリグを始めてみた時のすごい衝撃は
言うまでもありません。
はじめ、金具が開いて伸びてしまったのかと、ヒヤヒヤした。
「ボールポスト フックリテーナー」という名のついたヘビーデューティーの金具。
これは1934年のカタログに紹介され、1940年代には姿を消す。
なぜだろう。こんなに素晴らしいのに。
オールドと言わず、全ての素晴らしい物が
どんどん消え去るような現実が悲しいですね。さすが悲劇のシェイクスピア。
ちなみにジャックスミスは大抵がプレスアイで作られていますが、これはレア中のレアのグラスアイバージョンであります。このカラーも凄いですね。よってお値段もはりますので、悪しからず。
no.2 JOHNSON B BROS./ DART-O
資料が少ないダート・オー!!ついでに同じメーカーでウィード・オーもありますが、
ウィスコンシンで生まれたルアーです。今現在私の一番のお気に入りな顔です。
1945年(第2次世界大戦終戦・・・またこんな時遊んでるし・・・)
にスタートし、1〜2年しか製造しなかったらしいです。
一つ一つ手作り感が出ていて、金具も真っ直ぐには付いていません。しかし、レッドへッドの赤い塗料はしっかり塗られており、剥離をおこしていません。素晴らしい。そして計算されたかのようなエイジクラックル。味を出す為にエイジクラックルが入ったとしか思えないです。
愛くるしいお目は釘か何かですね。これだけでこの表情が作り出せるとは。
もちろんお分かりの通りウィードレスです。
魚が食いつくとフックが外れる仕組みとなっておりますが、
上手くいくのでしょうか。是非魚を銜えさせてあげたいけれど・・・。
ちなみにもう一色ある黒はレアカラーだそう。
癒されるルアーってそれだけ職人の心もつまっているんでしょうね。
06/09/03 オールドルアーの金具編 part2
意外な好評で嬉しい限りです。"オールドタックル"の醍醐味はここにあり!!ってお客様にもおっしゃっていただけました。
今回もフックや金具についてお届けいたします。
no.1 MILLSITE TACKLE CO./ RATTLE BUG
ミルサイトの会社は、1920年には創業していたらしいが、その頃のカタログに載っているのは発見されていないとか。このラトルバグは1940年のカタログに登場する。月曜日から始まった年で、歯切れの良い年だ。60年以上前のものだけあり、このルアーもオールドプラスチックルアー特有のかぐわしいカホリがする。
大昔の会社だけど、カラーリングとか、すごくハイカラ。今どきの女の子でも好きそうなポップ調。女の人も作っていたのかな。
調べていると、このルアーに内蔵された金属ボール。このルアーが世界初のラトルというものを内蔵したプラスチックルアーだったらしい。思わぬ発見!!
私が好きなのは、何でもないただの鉄の線。ホッチキスみたいな感じもし、1本の鉄線をカーブさせた感じも良いでしょ。
もう一つ、大好きなのがフック。このフックはOrchardのkICK-N-KACKLEにも付いていたけど、一体ナニモノ?妙に好きです。だからもう3つ星進呈。
お客様説では、オモリ。
兄説では、「フックで水がらみに抵抗を加えさせ、フックも美味しく見せた?」
MIE説は・・・カラーリングにもこだわりを見せ、ボディにラトルもいれて、残るはフックの装飾にもこだわりを見せたかったオシャレな外人さん・・・かな。
no.2 WISE SPORTSMAN SUPPLY/ JIM DANDY -サイズBASS WOBBLER-
1915年にヘンリーさんがミシガンで作ったルアー。
その頃は第1次世界大戦中。こんな事をしていて良かったのかな・・・。
でも職人技3つ星進呈なので、頑張った甲斐は大いにありましたよ。
この珍しいツイストワイヤーはボディにダメージを与えないように作ったようです。
偉い人です。確かにフックによる傷はありません。
このねじらせた細い線は、妙に手作り感が出ています。
普通のフックを取り付けるリグとは別に横に差し込んだみたいですね。
良く見てみると、単純な作りですが、その単純こそが素晴らしい。
しかも型崩れしてないし。
このか弱い線ででボディをしっかり守り抜いた・・・泣けてきます。
全体的にはとてもシックでオールド感溢れています。
お腹にはめ込まれたウエイトが見えてきちゃっているのも、私は好きですね。
それにしても、昔の木と金具・・・なんて素晴らしい相性をかもし出すんでしょう。
ボディのペイントが剥げてても格好良いって、単純に考えても凄い魅力です。
no.3 MARTIN FISH LURE CO./ SALMON PLUG
【フッキングするとボディを守る為に、ルアーからフックが外れます。
代表的なサーモンプラグです。このサーモンプラグ自体をヘドンがBASSERで真似したため、マーチンは怒り裁判沙汰になりました。結果はこのマーチンが勝ちました。しかしマーチンもBASSERのコピータイプを作ったので、お互い様と思うんですけど。。。】
(当店の通信販売より抜粋)
このように、このサーモンプラグのリグを作ったのはMARTIN社です。MARTIN社は1927年から80年代までの案外息の長い会社だったみたいですね。分かる気もします・・・だってアノ最強HEDDONを訴えたんですよ。勇気あります。
このハタキのような紐をささえる金具。そして、今にも切れそうな紐。
さらに手作業でしかできない普通の紐の結び。
チープさ、単純さがたまりませんね。
HEDDONを相手に良く頑張ったっということから、もちろん評価は3つ星。
でも未だに切れてない紐って、やはりこの紐で正解ってことかな。
結び目もほどけてないし。
職人技4つ星にしたくなってきましたね。
no.4 SOUTH BEND/ SALTWATER KING BASS-ORENO #977
上でご紹介した元祖サーモンプラグをパワーアップさせたのが、
有名なサウスベンド社です。
1950年代からはこのタイプがキングバスオレノとなっていますが、
その前からキングバスオレノというものはあり、ただ、このサーモンプラグリグではなかったみたいですね。
真似したので、面白みがないから星一つっと思ったけれど、
結構頑張って作られているため2つ星。
とっても頑丈な作りで、前フックの金具は斜めに差し込んであったり、
ワイヤーをねじったりと、頑張った形跡がチラホラ。
金具の線事体もかなり太く、力強い。
どちらにしろ、ボディを傷つけないように頑張った皆は偉い。
ルアーに対する愛が感じられます。
海ではどんなデカイ魚が来るか分からないですもんね。歯も鋭そうだし。
でも子バスが釣れても、金具はハズレそうにないな・・・。
06/08/27 オールドルアーの金具編
まず第1回目は、ある時から急に目に飛び込んできて、大好きになったルアーの金具部分。
一つ一つご紹介していきたいのですが、ありえないほどありましたので、5個位ずつご紹介していこうと思っています。
今回はこの5つ(ただ、はじめに目に付いた子たちです)。
・・・結構5つでも時間がかかりました。。。
no.1 MOONLIGHT BAIT CO./ ZIG-ZAG
1914年2月3日にアメリカのWILBERさんとBALLさんにより
特許申請がなされた木製ルアー。
この年の7月に第1次世界大戦が始まる。
日本じゃ"東京駅”ができたらしい。
生きていなかったので、あまり良く分からないけれど、
今からざっと90年以上前のルアー。
で、何が良いって、このシンプルかつドシっと構えた重厚感のある金具。
上がけつフックのリグで下の写真がラインアイのリグ。
なんとも気品を感じる。WILBERさん達は後々の錆びれ具合も考えたのだろうか、
渋い錆びれをかもし出している。
よってMIE評価は満点の3つ星★★★
no.2 PAW PAW BAITS CO./ PLATYPUSS
パウパウの入手困難なプラスチックルアー。
"PLATYPUSS"という名前ははじめは"WHAM-DOODLE"だったよう。
関係ないことですが、
"PAW PAW"はいつも「パウパウ」と読んでいたので、外人さんが「ポーポー」と
言ってて、ジャイアント馬場かっと思ったことがある。
これは珍しい"ボールベアリング"フックハンガーだとか。
年代は良く分からないけど、大体1940年代。
45年に第2次世界大戦が終わっている。
ウルルンのナレーターをしている下條アトムさんは1946年に生まれた。
すごく話がそれましたm(_)m
おそらくフックがボディに当たらないようにしたと思う。
他では見ない金具なので、2つ星★★
でも、そこまでは、そそられない・・・。
no.3 BITE-EM-BATE SALES CO./ BITE-EM-BATE
このBITE-EM-BATEはセカンドモデル。ファーストよりも逆に豪華になっている。
1920年。日立製作所が設立したらしい。
サザエさんでお馴染みの長谷川町子も誕生した。
私が"金具の魅力”に目覚めたルアーです。
ラインアイのくねり具合、全てが外に出て、全てがつながっている金具。
職人技そのものであります。
頑張りました。しかもこの人、相当センスが良かったのでしょう。
作れと言われても作れません。
木製ボディとの相性も抜群。
何度見てもうっとりする、"美"そのものではないでしょうか。
凝っているけれど、嫌味を感じさせない気品もあり、
昔の雰囲気を放出させています。
もちろん、3つ星★★★
当時のお金持ちが使ってたような気がしませんか?
no.4 NATURALURE BAIT CO./ STRIKEE MINNOW
アメリカのカルフォルニアで1950年代に作られたナチュラルアー。
ヒレ部分にサメ皮を使っている面白いメーカーでもある。
その部分はもちろん3つ星評価をしたいけれど・・・。
水につけないと柔らかくならない。普通の陸上では、ヒレ部分はカチカチ。
・・・一度割ってしまったことが・・・兄に大目玉をもらった。皆様要注意を。
でも本日は金具部分を見ていただきたい。
連結部分の金具だが、なんともしっかりしていて良い。
シンプルな構造みたいだし。
でも、あまり面白さが感じられない為、残念!一つ星です★
no.5 PFLUEGER/ GLOBE
ブルドッグマークと言えば、大御所メーカーのフルーガー。
このブルドッグは、確か飼っていた犬ってどこかに載っていたような。
1926年くらいからのロングセラーな1品。
もちろん2006年の今でさえ、優秀な釣れ釣れルアーである。
1926年は大正時代が終わり、昭和元年となった年。
近いようで遠い昔。
このブルドッグマークは全てのグローブに付いているわけではない。
あなたが持っているグローブに付いてないからって、
偽物をつかまされた!!と嘆く事はありません。
とりあえずつぶらな瞳のブルドッグが可愛いので、
職人技ではないが、ここに並べてみた。
でも、このマークは好きな人が多いので、
2つ星くらいにしときます★★

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